先日来、告知させて頂いておりました、「野々市えきまえむすびーと 2023 AUTUMN」
無事、終了いたしました。
正式な報告は後日させて頂きますが、簡単に2日間にわたる開催の様子をご報告。
交流・にぎわいの成果を感じた2日間
1日目、28日(土)は朝からの雨。あいにくの天気でした。
さすがに訪れるお客様も少なめでした。しかし、訪れた方々はその分、じっくりと展示を観賞され、出典された方々とも、密に交流されているようすでした。
2日目、29日(日)。早朝、虹もかかりこれはよいスタートになるかと思われました。
午前中は前日とはちがい青空のもと人手も多く、各展示コーナーもにぎわいました。しかし、午後 コンサートが始まり、一番手のジャズバンド Thread さんの演奏が終わろうか、という時に突然の雨。
ところが、みんなの願いが届いたのか、わずかな時間で雨があがり、コンサートも最後まで無事に終了することができました。
展示・体験コーナーで今を、未来を想う
展示ではなんといっても「金沢鉄道模型倶楽部」さんの鉄道模型が注目を集め、子どもも大人も、女性も男性も、いわゆる老若男女、みなが見入ったり、写真や動画を撮影されていました。
そして、金沢工業大学大学院建築学専攻学生のみなさんの「まちの結節点をつくる −JR野々市駅北口を対象とした駅及び駅前空間の再考−」題された建築設計演習による模型展示も多くの人の目を引いていました。
案それぞれの特徴があり、展示の前では「これが一番好き」「これは面白い」等々、来場者の間で話しに花が咲いていました。
「金沢工業大学 防災・減災プロジェクトSoRA」の皆さんによる、防災に関する展示・体験コーナーでは、プロジェクトメンバーのみなさんが比較検討し一押しだという非常食の体験が人気を集めていました。お湯を注いで、振って、15分まつとおにぎりができてしまう!という非常食の進化には驚かされました。
また、「御経塚洪水ハザードマップ」は洪水時・地震時の避難の際に、キケンな箇所が分かりやすく記載され、安全なルートが記されており、大変有意義なものとなっていました。
また、子どもたちのために、工作なども用意されており、真剣に取り組む子どもの姿も。
「野々市市子育て支援センター菅原」さんによるコーナーでは、小さな子どもたちが用意されたおもちゃで楽しそうに遊び、支援員さんと親御さんがお話しされていました。
子どもたちが楽しく遊ぶ、その姿は何よりもほほ笑ましく嬉しい気分にさせてくれます。
「日本海航測株式会社」さんによる3D航空写真や3Dプリント、「御経塚まちづくり会」のVRゴーグルを利用したVR体験、も楽しそうに体験される姿が見受けられました。そして、「日本海航測株式会社」のドローン体験ではその操縦の難しさに四苦八苦。子どもたちの方が上手に操縦していたのが印象的でした。
2日目、29日には「国際ペット専門学校/国際動物看護専門学校」さんによる「ペット教室」が北口プラザの2階で開催。
にぎやかなワンちゃんの鳴き声もきこえ、かわいらしいワンちゃんと、元気な学生さんたちがみんなを笑顔にしてくれました。
御経塚じょんがら保存会の歴史パネル展示や動画放映、段ボール三味線体験が行なわられ伝統芸能の伝承に取り組まれていました。
「まち」の変化のパネル展示(御経塚地区、鉄道・列車、防災の対策・訓練、世相写真)をじっくり視ながら、昔を懐かしむ方がいらっしゃいました。
御経塚の野々市の未来をつくる交流の場
金沢工業大学大学院生による野々市駅北口を対象とした模型、野々市駅を再現した鉄道模型、そして、金沢工業大学 防災・減災プロジェクトSoRAによる地域の防災に関する展示、野々市市子育て支援センター菅原による子育て支援など、この地域で暮らす私たちにとって、今と未来を考える良い機会になりました。
1日目には、吉田 修 石川県議会議員、西村 雅博 野々市市議会議員が訪れてくれました。
建築模型の前でJR野々市駅北口周辺の開発について、鉄道模型の前では新幹線延伸後の問題について、御経塚まちづくり会の委員や、出展者、会場を訪れた方たちと意見が交わされました。
また、防災・減災プロジェクトSoRAの学生さんたちとも話しが弾み、とてもよい交流の機会になっていました。
2日目には、粟 貴章野々市市長も展示、コンサートをご覧になり、御経塚まちづくり会関係者のみならず訪れた方たちやキッチンカーの皆さんと気さくにお話しされていました。
また、梅野 智恵子野々市市議会議員は、御経塚じょんがら保存会の一員として参加されましたが、その合間には会場に訪れた方がたと交流されていました。
こうして、市長や議員と身近に交流し、御経塚の、野々市のこれからについて意見を交わせる機会になったことはほんとうに嬉しいことです。
伝統と今と未来を感じることのできたコンサート
2日目に開催されたコンサートには計6団体が出演。
前述した通り、コンサート開始近くに雲行きが怪しくなり、突然の雨に見舞われました。
しかし、わずかな中断で、すべてのプログラムを滞りなく終了することができました。
その場に居合わせたみなさん全員の日ごろの行いが良かったからに違いありません、感謝いたします。
ジャズバンド「Thread」さんの「When The Saints Go Marching In (聖者の行進)」で幕開け。
主催者である野々市駅前にきわいづくり委員会・御経塚まちづくり会の委員長 大脇の挨拶、そして、会場にお越し頂いていた粟 貴章野々市市長からも挨拶を頂きました。
ジャズのスタンダードを安定した演奏で届けてくれました。演奏に合わせて体でリズムをとり楽しむお客様が多くいらっしゃいました。突然の雨にも関わらず最後まで楽しませてくれたThreadのみなさんに改めて感謝します。
「富樫太鼓」のみなさんによる和太鼓演奏。
突然の雨のあと、和太鼓の力強い響きに、雨雲も退散したかのよう。
息のあったバチさばき、太鼓の響き、自然と心もワクワク踊り、北口広場が明るい雰囲気になりました。
野々市明倫高校のOBを主体とした「明倫OB吹奏楽団」のみなさんによる演奏。
アニメ主題歌からクラシックまで、誰もが耳に馴染ある曲を楽しく演奏してくれました。
会場の子どもたちも楽しげに体を揺らしていました。
突然の雨や出演者の入替時間などの臨機応変な対応で観客を飽きさせない素晴らしい司会でした。
「押野公民館ストリートダンスサークル」によるストリートダンス。
今回はなんと「御経塚じょんがら」をストリートダンスで表現。
新しい時代の風が吹き渡りました。
もちろん、ストリートダンスならではのアクロバティックな演技もあり、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。
最後は、「御経塚じょんがら踊り」
まず「御経塚じょんがら保存会」による正調の御経塚じょんがら踊りが披露されました。
伝統を受け継ぎ今に残るじょんがら踊りに、先人たちの思いも立ち現れてくるようです。
次に御経塚子ども会のチームによる、野々市じょんから踊り。
このチームは野々市じょんから踊りの大会で準優勝に輝いたそう。未来に希望がもてる、そんな踊りでした。
フィナーレは、子ども会、御経塚じょんがら保存会、押野公民館ストリートダンスサークルに、会場からも加わってみんなでの野々市じょんから踊り。
世代を超えて踊りの輪ができた野々市じょんから踊り。
野々市えきまえむすびーとのテーマにある「さまざまなイベントで伝統と未来を結び、
人々の心に響くにぎわいを創出」にふさわしいフィナーレとなりました。
デジタルスタンプラリー
あいにくの天気でありましたので、参加者は足早でポイント箇所を巡られていました。
好天であれば、馬場川緑道の落葉を踏みしめながら、御経塚の歴史と今を感じられるスポット巡りを楽しんで頂けるはずなのに残念です。
しかし、1日目の午前中には8ポイントすべてコンプリートされた方がいらっしゃり、感激しました。
スタンプラリーは終了していますが、スタンプラリーのスポットはお買い物のついでにでも、ぜひ巡ってみて下さい。
キッチンカー
最後に、会場ににぎわいをもたらしていただいたキッチンカーのみなさんに感謝。
- チャノキカナザワ (クレープ)
- BuTaGoRi キッチン (焼きそば)
- 珈琲と、エトセトラ (コーヒー)
- Kuru,ru./クルル( つぼ焼き芋)
- Cyanoki.Smilering(酵素ドリンク)
- 縁宝(餃子)
報告会 11月26日開催
以上、野々市駅前にぎわいづくりのための社会実験・交流イベント「野々市 えきまえ むすびーと 2023 AUTUMN」の簡単な開催内容のご報告でした。
なお、報告会を11月26日(日) 14:00〜 野々市交遊舎にて開催予定です。