飛騨高山・古川町視察

御経塚の今後の町づくりの参考とするために、飛騨高山・古川町の町づくりを視察してきました。

まずは、観光の町として全国的にも名を馳せる飛騨高山へ。
雨の肌寒さを感じる日曜日でしたが、多くの観光客で賑わっていました。
陣屋、陣屋前の朝市、そして古い町並みが残る一之町、二之町、三之町などを見て歩きました。
観光地ということで商店・飲食店が建ち並び、当然ではあるのでしょうが、各建物の前はそれぞれ花や木で飾られ道行く人の目を和ませてくれます。それぞれ個性はあれども統一した町並み景観が維持されていることが全国から人を集める要因であるのだと改めて感じました。
高山の町並み 高山:花で飾られた軒先

次は、高山から車で移動すること30分ほどの古川町(現 飛騨市古川町)へ

 元市役所職員で現在も町づくり、町並み保存に尽力されている加藤氏に案内を頂き、古川の町を歩き、町づくりの体験を聴かせて頂きました。

 加藤氏のお話しをお聞きし、やはり住民同士のつながり、住民が主体的にまちづくりを進めていくことが大事である、と感じました。

 古川町では、お祭り(古川祭)があるためかろうじて住民のつながりは保てては来たものの、やはり近年は住民同士のつながりが稀薄になってきていたそうです。特に消雪パイプが設置されてからは、お隣同士、同じ町内でも話しをする機会が減ってきていた。それ以前は冬の朝、玄関前の雪かきで、お隣同士、ご近所で声をかけ合い、会話を交わしていた。
そうしたなか、ボランティア団体「花で町並みを飾る会」が結成され、花の苗を住民に安価で販売、それぞれの家の前を花で飾るという運動を進めたところ、玄関前の花の手入れ、水やりをすることが、住民同士の会話を生み、つながりを強める事にもなったそうです。

古川の重要な観光スポットの一つ、古い町並みに沿って流れる瀬戸川。1,000匹以上の鯉が泳ぐというその川は、春、秋の2回、住民ボランティアの手によって清掃されるとのこと。
また、在来工法の古川らしい町並みや自然に調和した建物などを表彰する「古川町景観デザイン賞」を設け景観維持に取り組むなど、さまざまな面で、町づくりに取り組む姿を見せて頂きました。

「見えるところは共有財産」との加藤氏の言葉が、納得できる古川の町並みでした。

 大変に有意義な視察となり、加藤氏をはじめ、ご協力頂いたみなさまに感謝し、今後の御経塚のまちづくりに活かして行きたいと思います。

古川町視察風景 古川町景観デザイン賞受賞住宅

 写真上左:古川町視察風景
 写真上右:古川町景観デザイン賞受賞住宅、プロパンガス置き場も景観を配慮したデザイン
 写真下左:簾に一輪挿し、各家庭で工夫し演出
 写真下右:花で飾られた住宅前。軒下の肘木には飛騨の匠のシンボル、「雲」と呼ばれる彫刻



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